일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せいねん

青年

森 鴎外

森 鴎外의 青年(せいねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,670자 · 246화면

아오조라 문고

縁の焦げた火鉢に、股火をして当っていたのが、不精らしく椅子を離れて、机の上に置いてあった角燈を持って、「そんならこっちへお出でなさい」と云って、先きに立った。

巡査が純一を連れて行って立ち留まったのは、これまで純一が叩いたような、新築の宿屋と違って、壁も柱も煤で真っ黒に染まった家の門であった。もう締めてある戸を開けさせて、巡査が何か掛け合った。話は直ぐに纏まったらしい。中から頭を角刈にして、布子の下に湯帷子を重ねて着た男が出て来て、純一を迎え入れた。巡査は角燈を光らせて帰って行った。

純一は真っ黒な、狭い梯子を踏んで、二階に上ぼった。上り口に手摩りが繞らしてある。二階は縁側のない、十五六畳敷の広間である。締め切ってある雨戸の外には、建具が無い。角刈の男は、行燈の中に石油ランプを嵌め込んだのを提げて案内して来て、それを古畳の上に置いて、純一の前に膝を衝いた。

「直ぐにお休みなさいますか。何か御用は」

純一は唯とにかく屋根の下には這入られたと思っただけで、何を考える暇もなく、茫然としていたが、その屋根の下に這入られた喜を感ずると共に、報酬的に何か言い付けた方が好かろうと、問われた瞬間に思い付いた。