후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひじょうのあい
非情の愛
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 非情の愛(ひじょうのあい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,831자 · 24화면
彼等がたとい愛し合ったとしても、そこには何の危険もなかった筈である。情熱そのものさえも、二人の間では非情めいていたろう。然し実は、そのための不安だったかも知れない。吾々は波多野の帰来を待ちわびながら、あまり彼のことを口に出さなかった。
何の音信もない五日の後、吾々が安心したことには、波多野と千枝子は帰って来た。波多野はいつもの通り無頓着な服装だったが、千枝子は珍しく洋装で、ビロードの服に薄茶の外套をまとっていた。そして二人揃って、「五郎」に蟹を食いに来た。波多野はたえず微笑しており、千枝子は人が変ったようによく笑った。
――それから後、「五郎」の二階は吾々のクラブみたいになり、研究室みたいになった。秦啓源も可なりの基金を出してくれた。然しこのことは他の物語に属するし、旦つは未だ将来のことに属する。