일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おんぱのさつじん

音波の殺人

野村 胡堂

野村 胡堂의 音波の殺人(おんぱのさつじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,399자 · 30화면

아오조라 문고

「医者は呼ばなかったのか」

「それから医者を呼んだが、心臓を射貫かれて居るから、助かりっこは無い」

「電話は警察が先で、医者が後だね、確かに」

千種十次郎はフトこの矛盾に気が付いたのです。

「間違いは無い――」

「取調べの模様は?」

「大きな声じゃ言えないよ、帰って書こう」

「いや、帰っちゃいけない、夜明けまで頑張れ」

「電話を警官へ明け渡さなきゃならない、――じゃ頼むぜ、頑張るだけ頑張って見るから、それから若菜の先の主人――音響学者の長島長太郎博士へ人をやったら、何んか変った話が取れるかも知れない――今鳥子が調べられて居るよ」

早坂勇の声は途切れ途切れで、恐ろしく面喰って居りました、多分後ろから警官に電話の明け渡しをせき立てられて居るのでしょう。

「勇、おい、早坂ッ、切っちゃいけない、おい、勇!」

が、どんなに騒いでも電話はそれっ切り、此方から逆に掛けても、お話中が続くばかりです。

「畜生ッ、――もう三分話せば、朝刊の早版へ三段以上は書けたのに」

千種十次郎がガチャリと受話器を投ると、まだ銀座あたりを泳ぎ廻って居た編輯局長の織戸友吉が、市内版最後の大組を見る為にフラリと編輯局を覗きました。