일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あごじゅうろうとりものちょう

顎十郎捕物帳

久生 十蘭

久生 十蘭의 顎十郎捕物帳(あごじゅうろうとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,604자 · 28화면

아오조라 문고

「ついた、ついた、大つきだ」

「はてね」

「少々、入組んでいるから、歩きながらじゃ、話もできまい」

「へい、心得ています。こんなこともあろうかと思って……」

ポンと懐中を叩いて、

「軍用金はこの通り」

顎十郎は、ニヤリと笑って、

「話が早くて、なによりだ」

『神田川』へ押上って鰻酒と鰻山葵をあつらえ、

「じゃ、うかがいましょうか」

顎十郎は、いつものトホンとした顔つきになって、

「……『馬の尻尾』に『呉絽帯に織出した都鳥』……それに、『比丘尼の身投げ』で三題噺にならねえか」

「冗談……、からかっちゃ、いけません」

「からかうどころか、大真面目だ」

「へへえ」

「……お前、昨日きいていたろう。呉絽というのは経糸に羊の梳毛をつかい、緯糸に駱駝の毛をつかう。……支那の河西じゃあるめえし、江戸にゃ羊もいなけりゃ駱駝なんていうものもいない」

「でも、あれは支那から仕入れたんだと……」

「支那から仕入れた織物に、光琳風の都鳥などついているものか」

「へえ」

「支那から仕入れたと言って、そのじつ、日本のどこかで織り、支那渡りだと言って高く売りつける。……げんに、以前、泉州堺の織場でいちど真似てつくりかけたと口を辷らせたじゃねえか」