후리가나로 읽는 일본 고전
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かお
顔
宮本 百合子
宮本 百合子의 顔(かお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,099자 · 23화면
男になれよ」
が、彼はふと訝しそうに眼をルイザの顔に移した。ルイザは彼が何か云うのかと思った。ところが、仕立屋はそのまままたさりげなく嬰児を覗き込んだが、今度はほんのお義理で、ちょいちょいとフランツの頬を突つくと、さっさと、一言の挨拶もなく男達の群に戻って行ってしまった。
ルイザは、鋭い痛みが、胸の真中を刺しとおしたように感じた。
何という変な爺さんなのだろう。
程なく、ルイザの囲りは新たに賑やかになって来た。
彼女のまわりでは、女達の白い大頭巾が彼方此方に揺れ、絶間ない話し声が漣(さざなみ)のように拡った。そのうち誰か一人が、後を振向いて一寸傍によった。その前に喋っていた女は言葉を切ってその方を見、途をあけた。ルイザが縫物を習ったことのある配便局の細君が、まるで町風に派手な帽子をつけ、踵の高い靴を耀かせてやって来たのであった。
郵便局の細君は、ルイザに近よりきらないうちから誰よりも大きな声で話し出した。
「まあまあ、立派な阿母さんにおなりだこと。ついこの間までほんのねねさんだと思っていたのに――」
ルイザの後に立つと、彼女は、傍で挨拶をした一人の女を見向きもせず、指環の三つ嵌(はま)った手を延して、レースをどけた。