후리가나로 읽는 일본 고전
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ガドルフのゆり
風の又三郎
宮沢 賢治의 風の又三郎(ガドルフのゆり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,150자 · 48화면
平右衛門が、
「待て、待て、小吉。もう一杯やれ、待てったら」と言っていましたが小吉はぷいっと下駄をはいて表に出てしまいました。
空がよく晴れて十三日の月がその天辺にかかりました。小吉が門を出ようとしてふと足もとを見ますと門の横の田の畔に疫病除けの「源の大将」が立っていました。
それは竹へ半紙を一枚はりつけて大きな顔を書いたものです。
その「源の大将」が青い月のあかりの中でこと更顔を横にまげ眼を瞋らせて小吉をにらんだように見えました。小吉も怒ってすぐそれを引っこ抜いて田の中に投げてしまおうとしましたが俄かに何を考えたのかにやりと笑ってそれを路のまん中に立て直しました。
そして又ひとりでぷんぷんぷんぷん言いながら二つの低い丘を越えて自分の家に帰り、おみやげを待っていた子供を叱りつけてだまって床にもぐり込んでしまいました。
ちょうどその頃平右衛門の家ではもう酒盛りが済みましたので、お客様はみんなでご馳走の残りを藁のつとに入れて、ぶらりぶらりと提げながら、三人ずつぶっつかったり、四人ずつぶっつかり合ったりして、門の処まで出て参りました。
縁側に出てそれを見送った平右衛門は、みんなにわかれの挨拶をしました。