일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうぞくのかんじゅせい

風俗の感受性

宮本 百合子

宮本 百合子의 風俗の感受性(ふうぞくのかんじゅせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,539자 · 6화면

아오조라 문고

然し現代風俗として見るとき、これらの現象はこれだけで切り離せぬもので、百円迄のボーナスも一割は公債で。オール・スフ。眼鏡のつるに到る金の申告。体位向上徒歩奨励、幼児保健の問題、戦没者の母子寮の設立などと全く背までくっついていて離れられない双生児の歩む姿である。

風俗の心理というものは、このどちらかの一方にだけ範囲を限ってそれぞれのものがあるのではなくて、日常生活における二つの面の錯綜、二つの波頭がうち当って飛沫をあげるところに生じるのであり、その飛沫も天へは消えず自然下へおちなければならないところに文化上の種々雑多な問題、例えば谷崎潤一郎訳の「源氏物語」が何故今日のような売れゆきを見せ、売られるためには読者へ格別の説明なく原典の一部が削除されるかという現実の風俗一端がうかがわれる。小説が大変に売れる。それだのに何故、その売れる作品の大部分に対して、芸術上、人間良心上の深い疑問が世人によって盛んに投げられているのが今日の風俗なのであろう。自身の風俗の支離滅裂さにおどろく現代風俗の感受性というものに、尽きない興味と教訓と成長の可能とを覚えているのは、あながち私一人ではあるまいと思う。