일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうりゅう

風流

坂口 安吾

坂口 安吾의 風流(ふうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,419자 · 19화면

아오조라 문고

芸術に国境なし、ということは、それを味うために美論だの他国の伝統などの知識を要しないという意味であろう。

終戦後六年の今日、日本各地を旅行して歩くと、異様な、また悲しいことに目をうたれざるを得なくなる。戦災をうけない都市が、戦災都市よりも汚いのだ。

「たった六年間で……」

因果な旅をしたものだ。私はこう考えて、暗い重さを感じたのである。

日本の庶民住宅は貧寒である。昔の大工は手をぬかなかったとか、仕事がシッカリしていると云う。なるほど、昔から火事の少い長崎などでは、百年、百五十年前の建築という庶民住宅がザラである。しかし、要するに戦災都市のバラックと異るのは耐久力の点だけで、その本質はバラックと変りがない。

「東照宮だの平等院だの法隆寺はたしかに立派であるが、それと庶民住宅の距りというものは……」

アンコールワットや、ピラミッドや、印度の王宮や神殿なぞと、庶民のものと距りのありすぎる大建築の存在は日本に限ったことではないし、どの国の場合にしても、その距りは同じことで、そのよって来るところは学説の説く通りで特に異様なものではない。

けれども、東照宮や平等院や法隆寺が民族の誇りである、というようなことが、どうしても腑に落ちなくなるのであった。