일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばれいしょのはな

馬鈴薯の花

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 馬鈴薯の花(ばれいしょのはな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,697자 · 4화면

아오조라 문고

東京の郊外でみてはそれほどではないかもしれない。修道院の赤煉瓦の塀とか、セイロのある牧場とか、高いポプラの並木を通して白い雲の流れてゆくその下に、この花をみたとき、はじめて感じが出てくるのかもしれない。

函館の郊外と言ってもいいが、そこに大沼公園がある。前(略)に述べた駒ヶ岳のふもとである。

しかし私は駒ヶ岳の裏側、つまり太平洋に面した裾野一帯が好きである。札幌から汽車で函館へ向うときここを通過するが、荒涼として淋しい風景、いや風景とも言いきれないほど荒けずりで、すさまじいすがたは見ものである。

駒ヶ岳は時々噴火するので、頂上はむろん、裾野全体にわたって樹木は非常に少い。

大沼公園の側からは殆んど気づかないが、太平洋岸を通るときは、そのふもとま近く通るのでわかるのだが、赤ちゃけた熔岩と砂岩の断崖が、大きく幅ひろくつづいている。奇怪な山容である。樹木が一本もない赤みがかった山頂ほど、薄気味わるいものはない。裾の方はゆるやかにのびているが、噴火による酷い傷痕のただなかを通っているような感じである。

ふもとから、太平洋岸の波うち際まで若干の樹木はあるが、それもなかば砂地に埋れた灌木にすぎない。