후리가나로 읽는 일본 고전
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えきふにっき
駅夫日記
白柳 秀湖
白柳 秀湖의 駅夫日記(えきふにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,989자 · 69화면
それから何と言うかと思うと、おれは日本鉄道の曽我とは非常に懇意の間だ、何か話しがあるならば曽我に挨拶しようと言う。私はもうグッと胸が塞って来ましたから、構うことはないもうやっつけてしまえと思ったのですけれども、足立さんがしきりに止める。私も駅長の迷惑になるようではと思いかえして腕力だけはやめにして出て来たんです」
話しているところへ駅長が微笑を含んで入って来た。
「曽我祐準の名をよほどわれわれが怖がるものと思うたのか、曽我曽我と言い通して腕車で逃げ出してしもうたよ」と言いながら駅長は制服のまま、小林と並んで縁側に腰を下したが、「どうも立派な顔はしていても、話して見ると、あんな紳士が多いのだからな」と言うたが思い出したように私の方を見て、
「傷はどうだい、あんまり大したこともあるまい、今、岡田に和服を取りに行ってもらうことにした」
短かい秋の日はもう暮れかけて、停車場では電鈴がさも忙しそうに鳴り出した。
十三
栗の林に秋の日のかすかな大槻医師の玄関に私はひとり物思いながら柱に倚って、薬の出来るのを待っている。
「もういいのよ……」どこかで聞き覚えのある、優しい処女の声が、患者控室に当てた玄関を距てて薬局に相対った部屋の中から漏れて来たが、廊下を歩く気配がして、しばらくすると、中庭の木戸が開いた。