일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えきふにっき

駅夫日記

白柳 秀湖

白柳 秀湖의 駅夫日記(えきふにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,989자 · 69화면

아오조라 문고

品川発電所の煤煙が黒蛇のように渦まきながら、亀の子島の松をかすめて遠い空に消えて行く、私はその煙の末をつくづくと眺めやって、私の来し方のさながら煙のようなことを思うた。

遠くけたたましい車輪の音がするので振り返って見ると、目黒の方から幌をかけた人力車が十台ばかり、勢いよく駆けて来る。雨雲の低く垂れた野中の道に白い砂塵が舞い揚って、青い麦の畑の上に消える。車は見る見る近づいて、やがて私の寝ている苜蓿の原の踏切を越えた。何の気もなく見ると、中央の華奢な車に盛装した高谷千代子がいる。地が雪のようなのに、化装を凝らしたので顔の輪廓が分らない、ちょいと私の方を見たと思うとすぐ顔をそむけてしもうた。

佳人の嫁婚!

油のような春雨がしとしとと降り出した。ちょうど一行の車が御殿山の森にかくれたころのことである。

翌日私の下宿に配達して行った新聞の「花嫁花婿」という欄に、工学士蘆鉦次郎の写真と、高谷千代子の写真とが掲載されて、六号活字の説明にこんなことが書いてあった。

工学士蘆鉦次郎氏(三十五)は望月貞子の媒酌にて窮行女学院今年の卒業生中才色兼備の噂高き高谷千代子(十九)と昨日品川の自宅にて結婚の式を挙げられたり。