후리가나로 읽는 일본 고전
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げかしつ
高野聖
泉 鏡花
泉 鏡花의 高野聖(げかしつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,264자 · 104화면
ほどなく美人は醒めて、こは石動の棒端なるを覚りぬ。御者はすでにあらず。渠はその名を嫗に訊ねて、金さんなるを知りぬ。その為人を問えば、方正謹厳、その行ないを質せば学問好き。
二
金沢なる浅野川の磧は、宵々ごとに納涼の人出のために熱了せられぬ。この節を機として、諸国より入り込みたる野師らは、磧も狭しと見世物小屋を掛け聯ねて、猿芝居、娘軽業、山雀の芸当、剣の刃渡り、活き人形、名所の覗き機関、電気手品、盲人相撲、評判の大蛇、天狗の骸骨、手なし娘、子供の玉乗りなどいちいち数うるに遑あらず。
なかんずく大評判、大当たりは、滝の白糸が水芸なり。太夫滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と相称いて、市中の人気山のごとし。されば他はみな晩景の開場なるにかかわらず、これのみひとり昼夜二回の興行ともに、その大入りは永当たり。
時まさに午後一時、撃柝一声、囃子は鳴りを鎮むるとき、口上は渠がいわゆる不弁舌なる弁を揮いて前口上を陳べ了われば、たちまち起こる緩絃朗笛の節を履みて、静々歩み出でたるは、当座の太夫元滝の白糸、高島田に奴元結い掛けて、脂粉こまやかに桃花の媚びを粧い、朱鷺色縮緬の単衣に、銀糸の浪の刺繍ある水色絽のを着けたり。