후리가나로 읽는 일본 고전
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げかしつ
高野聖
泉 鏡花
泉 鏡花의 高野聖(げかしつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,264자 · 104화면
じゃあの賊は逮捕りましてすか」
話を奪われたりし前の男も、思い中る節やありけん、
「あ、あ、あ、ひとしきりそんな風説がございましたっけ。有福の夫婦を斬り殺したとかいう……その裁判があるのでございますか」
髭は再びこなたを振り向きて、
「そう、ちょっとおもしろい裁判でな」
渠は話児を釣るべき器械なる、渠が特有の「へへえ」と「なるほど」とを用いて、しきりにその顛末を聞かんとせり。乙者も劣らず水を向けたりき。髭ある人の舌本はようやく軟ぎぬ。
「賊はじきにその晩捕られた」
「こわいものだ!」と甲者は身を反らして頭を掉りぬ。
「あの、それ、南京出刃打ちという見世物な、あの連中の仕事だというのだがね」
乙者は直ちにこれに応ぜり。
「南京出刃打ち? いかさま、見たことがございました。あいつらが? ふうむ。ずいぶん遣りかねますまいよ」
「その晩橋場の交番の前を怪しい風体のやつが通ったので、巡査が咎めるとこそこそ遁げ出したから、こいつ胡散だと引っ捉えて見ると、着ている浴衣の片袖がない」
談ここに到りて、甲と乙とは、思わず同音に嗟きぬ。乗り合いは弁者の顔をいて、その後段を渇望せり。