후리가나로 읽는 일본 고전
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きちくのことば
鬼畜の言葉
宮本 百合子
宮本 百合子의 鬼畜の言葉(きちくのことば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,082자 · 5화면
のくだりで、鈴木文史朗氏はいっている。一年に百万ずつもふえている日本の人口問題の解決法がゆきづまっている。「理想的なやりかたは、ひと思いに何千万を殺すか、自殺かだ。」パロット氏「そんなことは出来ない。産児制限と国の工業化が解決の一助だろう」。重ねて鈴木文史朗は「大家族をもっている月給取りは子供の少い上役より月収が多い。これは一面子供多産の奨励のようなものだ」といっているのである。読売新聞の時評(美濃口時次郎)はいち早くこの卓見に同調して、労働者に家族手当を出すので子供を生む。家族手当をやめよ、賃銀を労働者一人の能率払いにせよ、と書いている。(五月九日)
『中央公論』は、仄聞するところによると十万の出版部数をもっているそうだ。『中央公論』をよむ人はまたリーダーズ・ダイジェストもよんでいる。そして行政整理に生活不安を感じる人々である。鈴木文史朗の「何千万を殺す」という「理想的なやりかた」論はこれら数十万人の人々の心に、鬼畜の言という感銘を与えた。殺すという言葉には、殺されるものに対して、殺すという立場において、自己の生存保持の意識が潜在している。鈴木文史朗はついこの間アメリカへ行ってリーダーズ・ダイジェスト本社の立派なことを日本に吹聴したが、彼はアメリカで何を学び、どう語ることを学んで帰ったというのだろう。