일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まと

魔都

久生 十蘭

久生 十蘭의 魔都(まと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 293,999자 · 578화면

아오조라 문고

一同しきりに焦立っているところへ、志摩徳の乾分から、いま踏絵が馬道の木賃宿へ入って行った。山木もそこにいるらしいというレポが入ったから、それ行けで、執達吏を連れて向うへ乗り込み、隣りの三畳の暗がりに潜んで立聴きをすると、山木の野郎が踏絵に問い詰られて、涙片手で本音をあげているんですの」

と、「巴里」の忘年会の席で、あすの朝の三時半ごろ、そっと鶴子の家の勝手口まで忍んでくるように王様にたのまれ、ダイヤの上底としたシャンパンの壜を預かって築地の「呉竹」でまごまごしていると、ある人物に追い詰められ、切羽詰って壜を壊してダイヤだけを取り、前後の考えもなく木賃宿に逃げ込んだまでの話をし、

「なるほど、そう聞いて改めて考えて見ますと、山木は自動車の運転なんざ出来ない。山木が嘘をいっていないということは、そのことだけでもよく判るんですわ。一々辻褄が合っているんです」

「へえ、なるほど、妙な話ですなア。山木が自動車を扱えないのはわたしも知っている。それなのにロード・スタアが動いたとすれゃア、山木以外の誰かが、ほとんど同じ時刻に「すず本」を抜け出したと考える他はないんだが、われわれ六人のうちでロード・スタアを運転出来るのは、わたしと岩井の旦那と印東の旦那の三人。