일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぎょもん

魚紋

吉川 英治

吉川 英治의 魚紋(ぎょもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,582자 · 30화면

아오조라 문고

春作は、気の小さな眼をして、

『風じゃアありませんよ。誰か、戸外で戸をたたいているのだ』

『誰だろう、今頃。――婆やは寝かせてしまったし……』

呟きながら、お可久は起って行った。もう玄庵と伝九郎はパチパチ石を打ちはじめている。

戸の開く音がした。その隙間から湿っぽい風が奥まで流れこんで来る。お可久は、何か暫く戸口に立って、闇の中の人影と囁いていたが、やがて座敷へ戻って来ると、

『山岡屋さん……』

と、眼で呼んだ。

『え?』

『お前さんに用事の人らしいよ、行ってごらん』

『へえ……はてね? ……』

お可久に従いて、山岡屋が部屋を出て行くと、碁を打っていた玄庵も、かまきりも、ジロと其の方へ眼をやった。

山岡屋は、暗い格子戸の外を透かして、

『――誰だい?』

と、云った。

廂の雨だれに打たれながら、頬冠りをした男が、その上から又赤合羽を被って、ぼんやり立っていた。

『あなたが、山岡屋の才助さんで』

『そうだよ』

『今、お店のほうへ参りましたら、この碁会所にいると伺いましたので、やって来ましたわけで』

『雨が吹ッ込むじゃねえか。用向きは一体何だよ』

『恐れ入りますが、ちょっと、此処ではお話し申し難い事なんで。