일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいじんじゅうまんかん

魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編

内田 魯庵

内田 魯庵의 魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編(かいじんじゅうまんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,671자 · 55화면

아오조라 문고

其傍に同じ焼出されの宿直が素綿入の寝巻に厚い駱駝の膝掛けを纏付けて、カン/\した炭火に当りながら茶碗酒を引掛けていた。

煤けた顔をして縄襷を掛けてるのや、チョッキ一つで泥だらけになってるのや、意気地の無いダラシの無い扮装をして足だけ泥にしているのや、テンヤワンヤの姿をした働き手が裏口から焼け跡へと出たり入ったりしていた。小僮が各自に焼残りの商品を持てるだけ抱えては後から後からと出て来た。

焼残りの書籍や文房具や洋物雑貨が塵溜のようにゴッタに積重ねられて隅々を塞げていた。其傍に無残に厚硝子を破された飾棚が片足折れて横たに倒れそうに傾いていた。其中には銀細工やニッケル細工の小かい精巧なものが倒れたり破れたりして狼籍し、切子の美しい香水瓶が憐れに破われて煙臭い塵臭い中に床しいホワイトローズの香気を漾わしていた。銀の把柄の附いたステッキが薪のように一束となって其傍に投り出されていた。

一方の片隅には肩掛や膝掛が焼焦だらけ水だらけになって一と山積んであった。中には自働車や馬車に乗る貴夫人の肩や膝に纏わるべき美しい織物もあった。

山高や中折や鳥打やフッドの何れも歪んだり潰れたり焦げたり水を被ったりしたのが一ト山積んであった。