후리가나로 읽는 일본 고전
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いわし
鰯
岩本 素白
岩本 素白의 鰯(いわし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 967자 · 2화면
その花の下に新しい木の箱を置いて、中に鰯の鱗の青々と光って居るのが眼に留った。早春の日の下の白い梅の花と、鰯の背の青い光。
ある師匠のところで、継ぎ笛の竹の、その継ぎ手の所に蒔絵をするのが流行ったことがあった。それは弟子のうちに、その方の職の人があってのことでもあるが、われも俺もと皆が頼んだなかに、梅に雀を配した蒔絵をしてきたのを、頼んだ人が鶯じゃないんですね、と訝しそうな顔をした。すると年老いた師匠が、鶯でないところが面白いんですよ、と言ったのは、必ずしも遊芸の師匠の如才ないところから、そう云ったのでもあるまい。やはり芸ごとをやって暮して来た程の人で、幾らかこういう事も、普通の人とは違った見方が出来るのかと思ったのは、私のまだ年少の頃の事であった。酒ばかり飲んで居て、芸はだいぶ荒んで居た老人ではあったが――
鶯でなく、雀を梅に配したのも面白いが、これは又飛び離れた鰯である。然し私は、その早春の日に青く光る鰯を、白い梅の花の下に暫く眺めて居た。