후리가나로 읽는 일본 고전
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なるとひちょう
鳴門秘帖(三)
吉川 英治
吉川 英治의 鳴門秘帖(三)(なるとひちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 261,216자 · 521화면
が、阿波守重喜だけは、当面の人物だけに、すぐ家督を子の千松丸にゆずり、親族秋元摂津守へ預けの身となった。
後に、秋元家から徳島へ帰ったが、幽閉は解かれず、籠居およそ四十二年、三十五歳から七十余歳まで例のない終身蟄居のまま、文化十四年三月、謫所で生涯をおえている。
一国の大名として稀有なかれの不幸が、なんとなく、剣山の終身牢を思わせるような生涯だったのは奇であるが、死後二十年の後には、かれの理想どおり、尊王の声が国内にみちていた。
江戸へ差立てになるかと思ったお綱は、京都町奉行所の仮牢を、たった一晩の牢舎でゆるされて出た。
無論、背後に、松平左京之介の庇護があった。
鴻山はすぐにお綱の身がらを引取りに出た。けれど、かの女はその夜、両手にお三輪と乙吉を連れて出たまま、どこともなく姿を隠した。お綱のあの性格が、どこまでもそういう運命を作るようにできているのか、ついに、その行方さえ知らずとなん。