후리가나로 읽는 일본 고전
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あへんをのむびしょうねん
鴉片を喫む美少年
国枝 史郎
国枝 史郎의 鴉片を喫む美少年(あへんをのむびしょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,061자 · 21화면
友よ、それから一カ月経った。
その時僕の家の玄関に、厠で使う紙の面に、
「明後日迎いに参る可く候」
こういう意味の文字が書かれてあり、心臓に征矢を突き刺した絵が、赤い色で描かれたものが、針によって止められていた。
これには説明がいるようだから、一つ説明することにする。
上海には上流の女ばかりによって、形成されている秘密倶楽部がある。
「加華荘舎」と云われている。
その目的とするところは、性の享楽ということなのだ。
で、これと目星をつけた、美男の住んでいる家の玄関へ、今云ったような張り紙をし、それから轎で迎いに来るのだ。
男は絶対に拒絶することが出来ない。もし拒絶しようものなら、その男一人ばかりでなく、その男の一家一族までが、ひどい惨害に遭うのだからね。
この国における女の勢力! それは到底日本の比でなく、全く恐ろしい程なのだ。今日ばかりではなく事実この国の――支那の、ずっと昔からの、習慣であるということが出来る。則天武后だの呂后だの、褒似だの妲妃だのというような、女傑や妖姫の歴史を見れば、すぐ頷かれることだからね。
しかしそれにしても僕のようなものへ、白羽の矢を立てて召そうとは、尠くも僕にとっては以外だったよ。