후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면
子供は一人ありましたが、早く亡くなりました。静子さんは生田流の琴が上手なので、近所のお嬢さんたちに、楽しみに教えていられました。潤三郎が耳が聞えないものですから、琴の音をうるさがらないで都合がいいといっていられました。
潤三郎が『朝鮮年表』という本を作ったのは、よほど前のことです。朝鮮に行きたい希望でしたが、生来虚弱なので、お兄様からお許しが出ませんでした。朝鮮の歴史にも興味を持っていましたが、早くから江戸時代の文化史を専攷にして、『紅葉山文庫と御書物奉行』の著書があります。これは東照宮三百年祭紀念会の補助に成ったので、昭和八年に出版せられたのですが、約八百頁もあって、幕府の紅葉山の変遷から、御書物奉行九十人の伝記が集めてあり、奉行の伝記に関しては、雑書の類まで広く漁った上に、その墓所をも一々踏査したのでした。京都府立図書館在職中に筆を執り始めてから、完成までに二十年の歳月を経、その間に稿を改めることが五回に及びました。自分が図書館に勤めていましたし、お兄様も図書頭をなすったりしたので、自然そうした方面に興味を持ったのでしょう。
外に『多紀氏の事蹟』