후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면
帰って来たので見せましたら、「これは面白い」とその簡素な彫を喜びましたが、そのはずです。その後何年も集めましたが、鹿の角のはそれだけでした。
追々心がけては集めるのでしたが、形も小さく価格もそれほどでないので、入手しやすいのです。折々『装剣奇賞』などを見ていました。その本は初め鍔を少し集めた時に求めたので、「鉄色にっとり」などという言葉を、私なども覚えました。象眼のある品などは一々袋に入れるので、いくつも縫わせられました。古いよい裂地でなければといわれて、そんな品は持ち合さないので困りました。それが今度は根附になったので、その本の根附の処を頻に見るのでした。
日本に仏教が盛になってから、仏像の彫刻をするために、優秀な技術の仏師が渡来して、その発達も目ざましく、相好の荒々しいのも柔和なのも、種々な傑作が今の世までも残されているのですが、それに由来して日本人独得な緻密の性能から、根附のような彫刻も始まり、江戸時代には隆盛を極めたようです。あたかも鎖国時代の事で、外国の影響は少しも蒙らないで発達しましたから、西欧人が珍重して研究するはずだと思います。