후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면
ば人目を惹かないと見えるといわれました。今見たらまたもと通りに赤になりましたよ。」
その家は水口楼というのです。旦那というのは学問がしたいといって、お隣の家へ漢学を習いに来るのでしたから、いわば私と同門のわけです。私は『日本外史』などを習っていました。
小母さんはまたこんな話もしました。
「娼妓が時によると客に出るのを厭がって、ちっとも売れなくなるそうです。そうすると、遣手といいますか、娼妓の監督をする年寄の女が、意見をしたり責めたり、種々手を尽しても仕方のない時は、離れへ連れ込んで縛って棒か何かで打つのだそうで、女の泣く声が嗄れがれになる頃、そこに捨てて置いたまま、半日も過ぎた頃に出すのです。娼妓がまだ髪もあげず、泣き腫れた顔も癒らぬ位なのに、店へ出すとすぐ売れますとさ。不思議ではありませんか。」
お母さんは、「まあ、むごいことを」といって、眉を顰めていられます。私は可愛そうだとは思いましたが、絵本で見た中将姫の雪責めなどを幻にえがくのでした。
この小母さんは独身で、家も小ざっぱりして、奥の間を漢学の先生に貸し、針手が利くので仕立物をして、どこへも立ち入っているのでした。