후리가나로 읽는 일본 고전
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たそがれのこくはく
黄昏の告白
浜尾 四郎
浜尾 四郎의 黄昏の告白(たそがれのこくはく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,453자 · 41화면
一時頃大川氏はおそくまで書きものをして、八畳の間に妻蓉子が久子とさきに就寝し、大川氏はその隣室の書斎六畳の間に就寝した。大川氏は近来ほとんど夜間に仕事をするため別室にねることになっていたのである。氏はあまりねつきのいい方でないので眠りに陥ちたのは二時頃だろうということであった。兇漢が忍び入ったのは調べによると、台所で賊は戸をこじ開けて忍び入ったもので、最初台所の次の間を物色したが何物もないのでただちに蓉子の室に侵入し初めはひそかに枕元を探していたものらしく箪笥の抽斗しなどが開け放しになっていた。しかるにその物音に蓉子は目をさまして誰何したので、賊は俄然居直りとなり手にせる出刃庖丁を蓉子の前に突きつけておどかした。もし蓉子がこれで黙っていたならば、あるいはあの惨劇は行われなかったかもしれないが、蓉子は驚愕の極悲鳴をあげて救いを求めた。襖一つ隔てた隣室に眠っていた大川氏はこの声に目をさましいきなり枕元においてあったピストルを携えて隣室に躍りこんだのである。賊は蓉子の声におどろいていきなり覆面用の黒布をとって蓉子の口へ押しこみ、同人を押し仆し両腕に力をこめてその咽喉をしめつけたため同人はもがきながら悶死した。