후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんのうでわ
黄金の腕環
押川 春浪
押川 春浪의 黄金の腕環(おうごんのうでわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,431자 · 9화면
事をするか、私は夫れを試験する役目を帯びて居る」
「何んな試験をなさるのです」と、一番目の娘は問うた。
「サア、何んな試験をしたら宜かろう」
二番目の娘は父伯爵の顔を見上げ、
「そして阿父様、玉村侯爵のお手紙に依ると、この黄金の腕環を得た者は、同時に更に多くの宝物を得べき幸運を有すと書いてありますが、その宝物とは何んなものでしょう」
「どんな物かは、夫れは後で分るだろう、兎に角私は今、頻りに今夜の試験方法を考えて居るのだ」と、快活なる伯爵は小首を傾けて、凝乎と窓から外を眺めて居る、何うも其様子が何んだか意味有り気なので、三人の娘も眼を上げて、窓の硝子を透して外を眺めると、今夜は朧月夜であるが、既に夜は更けて天地万物眠れる如く、遥か彼方の森林では、梟の鳴く声も聴え、実に物凄い程静かな有様である。
途端! 一同は思わずハッとした様子、それは何故かと云うに、今しも不意に一つの巨大な流星が空中に現われ、青い光は東から西へ人魂の如く飛んで、彼の梟の鳴いて居る森林の辺でスーと消えて仕舞ったのを見たからだ。
「マア何んと云う巨大な流星でしょう」と、一番目の娘も二番目の娘も眼を円くして叫んだ。