후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
いざという時には、ピストルを出してぶっぱなすつもりです。それでポケットのピストルに、さわってみようとしたのですが、ポケットには、なにもありません。たしかに入れてあった右のポケットが、からっぽになっているのです。
「アッ、いけない。それじゃあ、さっきあのネコむすめが、からだにくっついたとき、ぬき出したんだなッ――。」
小林君は、とっさにそこへ気がつきました。しかし、もうおそかったのです。それを半分も考えないうちに、足の下の床が、とつぜん消えてなくなってしまったからです。
アッと思うまに、小林君のからだが、スーッと、下へ落ちていきました。まっ暗な穴の中へ、恐ろしいいきおいで、落ちこんでいきました。
そこの床板が、一メートル四方ほど下に落ちこむようになっていて、それが、とつぜん落ちて、まっ暗な四角な穴ができたのです。
小林君は、その穴の中へ落ちていく瞬間に、チラッとネコ夫人のほうを見ました。
ネコ夫人はそのとき、大机によりかかって、ニヤニヤと、ネコの笑いを笑っていましたが、右手が、机の横をおしているのが見えました。きっと、そこにボタンがあるのです。そのボタンをおせば、落とし穴のふたが、下へ落ちるようになっているのにちがいありません。