후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
そのとき、ほった穴のなかは、じいさんのからだでかくされて、みんなには見えなかったのです。
じいさんは、その穴の底で、手ばやく箱をひらき、ビニールづつみをとりだして、一メートルほど横の地面に、あさくうずめてしまったのです。むろん、あとになって、そっと、とりだすつもりです。……それから、からになった、箱のふたを手でおさえつけて、釘をもとの穴にさしこみ、それを上に持ちあげて、もう一ど、ふたをひらいて見せたのです。
床下は、かげがおおくて、暗いところがあるし、じいさんの大きなからだで、かくされているので、そういう手品をやったのが、だれにも見えなかったのです。
しかし、ぼくは見ていました。じいさんのせなかや腕が、妙な動きかたをするのを、見のがさなかったのです。なぜ、そんなに注意したか? それは、ぼくだけが、じいさんをうたがっていたからです。では、なぜ、うたがったのか。それは、明智先生のさしずがあったからです。
先生は、午後十時をすぎたら、きっと、だれかが、床下をほるだろう。そのとき、よく注意しているのだ。最初に、床下をほるやつが、あやしいのだからと、ぼくに教えてくださったのです。