후리가나로 읽는 일본 고전
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くろてぐみ
黒手組
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黒手組(くろてぐみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,978자 · 36화면
「つまりね。先き云った六つの解釈の内第三と第六とが当っているんだ。云い換えると書生の牧田と賊とが同一人物だったのさ」
「牧田だって」私は思わず叫びました。「それは不合理だよ。あんな愚な、それに正直者で通って居る男が……」
「それじゃね」明智は落着いて云うのです。「君が不合理だと思う点を一つ一つ云って見給え。答えるから」
「数え切れぬ程あるよ」私は暫く考えてから云いました。
「第一伯父は賊が大男の彼よりも二三寸も背が高かったと云っている。そうすると五尺七八寸はあった筈だ。ところが牧田は反対にあんな小っぽけな男じゃないか」
「反対もこう極端になると一寸疑って見る必要があるよ。一方は日本人としては珍しい大男で、一方は畸形に近い小男だね。これは、如何にもあざやかな対照だ。惜しいことに少しあざやか過ぎたよ。若し牧田がもう少し短い竹馬を使ったら、却って僕は迷わされたかも知れない。ハハハハハハ分るだろう。彼はね。竹馬を短くした様なものを予め現場に隠して置いてそれを手で持つ代りに両足に縛りつけて用を弁じたんだよ。闇夜で而も伯父さんからは十間も離れていたんだから、何をしたって判りゃしない。