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ごみだらけのまめ
ごみだらけの豆
小川 未明
「童話」1924(大正13)年9月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 3,335 字 · 7 页
」
「なにを見てきたのか、いまごろそんなものがあろうはずがないさ。」
「だって、あの子が、見てきたのですもの、どこかからきたのでしょう。」
「どこかからきたのなら、その家一軒ばかりではないだろう。まあ、ほんとうに買ってくるか、もうすこしたてばわかる。」
こんなふうに、お母さんと、お父さんとは話していられました。
そのうちに、美代子は、重そうに、ふろしき包みを下げてもどってきました。
「あったかい。」と、お母さんはいわれました。
「なるほど、買ってきた。えらいものだ。」と、お父さんは、まず、その手柄をほめられました。
しかし、美代子がふろしきを解いて、お父さんや、お母さんの目の前に、それを見せたとき、お母さんは、指さきで、豆を分けながら、
「まあ、たいへんにいろいろなくずがまじっているのだね。」と、目を円くなさいました。
そして、見れば、見るほど、土がはいっていたり、わらがはいっていたりするので、お母さんは、あきれた顔つきをして、
「いくら、なんでも、この豆は、食べられそうもないね。」といわれました。
お父さんも、黙って、見ていられましたが、せっかく買ってきた、美代子がかわいそうになって、そばから、