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たましいのきょういく
たましいの教育
羽仁 もと子
「教育三十年」1932(昭和7)年
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,777 字 · 6 页
私たちの子供らをこの三つの力の強い人にしたい。
幼児は外形を見、その外形を鵜呑みにするものだから、裏店に育っている子供と、生活様式の十分にととのっている家の子供とは、言葉でも動作でも、その鵜呑みにしているものが雪と墨ほどちがうので、一方はいかにも上等の人らしく、一方は下等に見える。幼児をみる場合にも、以上三つの活力のことを頭においてみて、はじめてその人柄がよくわかる。そうしてブルジョアの子供の劣等さは思いのほかである。もちろん粗野な子供がみんなえらいのではなく、粗野が不注意とむすびついている場合には、いかにその子の活力が旺盛にみえていても、それはただ動物的本能的なもので、価値のほとんど少ないものである。
私たちは幼児に、時間通りに分量通りに、また乳の必要な時代に乳を、その他の食物の必要になってきた時代に他の食物をあたえる。それはなんのためだろう。時間通り分量通りに乳をやるのは、それでなくてはお腹を悪くするからだと、つい思っているような私たちであるけれど、決して決してそうでないことをはっきり考えていなくてはならない。そうすることは赤ん坊を命ぜられた健康に発達に導くためである。