轻松读懂日语经典作品
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ドミノのおつげ
ドミノのお告げ
久坂 葉子
「VIKING 17号」1950(昭和25)年4月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 20,713 字 · 42 页
「今日の、どこかの奥様なんでしょう。どんなお交際なの」
「どんなでもいい。どんなでもいい。姉様あっちへ行って。僕を一人にしておいて下さい」
私は立ち上りました。そして自分の部屋へはいると急に信二郎がかわいそうになって来ました。信二郎はどんな風に生きるのか。私はやっぱり黙っているのがいいのでしょうか。信二郎は信二郎。私は私。私は私しか導くことも出来ないし、制御することも出来ないのです。寝る前に信二郎の部屋の前にもう一度何気なく来た私は、そこにすすり泣いてでもいるような気配をききました。
またある日。
私と信二郎と叔母と春彦と、カードをしておりました。父は相変らずぜいぜい云って隣の室で喘いでおります。
「ハート一つ」
くばられたカードのうち六枚もハートがあります。そうしてオーナが四つもあるのです。
「クラブ二つ」
「ハート二つ」
「クラブ三つ」
「ハート三つ」
サイドカードもこんなにいい。それに、手にクラブがないから最初っからきれるわけです。私は得意になってせりあげました。ハートに決まります。叔母と組になっているのですが、開いた叔母の持札も割合にいいのです。四つとって一勝負つけてしまいました。