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せんきゅうひゃくにじゅうしちねんはるより

一九二七年春より

宮本 百合子

「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 9,982 字 · 21 页

青空文庫

竹中、元、実業界に居た男、大正九年の暴落でつぶれ、竹内のところでごろつき、会に入れて貰う。赤坂の芸者にひっかかった尻ぬぐいその他すっかりさせた男、段々隣保館で勢力を得て、今しきりに反竹内熱をたきつけて乗とろうとして居る。その男が、まあそれはよくないと宍戸をやめること中止さす。

○宍戸に竹内どてらなどくれる。

○横田 中央出、両方にはさまりどうしたら利口に立ち廻れるかと考えている男。

○小野

○唐沢 老人、眠って居るいつも竹内の弱点をにぎる

○三輪

○竹中 竹内にすっかり恩になったのに反竹内熱を煽ろうとして居る。

もやをやめさせろという そして当人を見ると、何故やめるか いやなことがあるか何とかなろうなどと云う。電話で「バカヤロー」と怒鳴るというウソ、人にそんなことを云うだけ 横田をやめさせろと云いつつ横田には内密で、成人教育をやらせる。

〔欄外に〕

いたちごっこ

竹中は竹内を精神欠カンがあると云い、竹中をモヤは道徳的欠カンがあると云い、そのもやを、竹内は低能児と云う。

お澄、の言葉によってそれが知れる。

五月二十二日

Mutter のことをいろいろ思い、この頃一つ違った観察をした。