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たいかいをおわりて
大会を終りて
中井 正一
「図書館雑誌」1950(昭和25)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,270 字 · 3 页
かかる段階の結集をつなぐ紐帯は、もはや他のものでなくてはならない。「論理」と「現実」に密着するよりほかに、もはや人々をつなぐ術はなくなったのである。
少数の夢で導くこともできなければ、少数の腹案で押すこともできなくなった。それが論理の線に正しく乗っていること、それが、リアルな現実の状態に即し副っていることが人々のこころを、一筋のゆるがざる鋼線でもって貫くことのできる唯一この媒介となることを、私たちははじめて学んだのである。
このことは巨大なる発見であるとともに、巨大なる発展でもあったのである。いわば、集団がはじめて、まともに、自分みずからをめぐる血管の音を、自分の中に聞いたことを意味するのである。
「論理」と「現実」により副うかぎり、私たちに孤独がないことを、私たちははじめて知ったのである。
大会を終えて、地方に帰るとき、人々は常に再び孤独にかえったのであるが、私たちは、図書館人の紐帯と組織が、もはや心理的条件の媒介にあらず、それが、「論理」と「現実」に密着することの上に打ち立てられたことを思い返すとき、私たちはもはや孤独ではない。
図書館を社会教育法の仕上げのかたちにおいて、新たなる戦列に就くにあたって、私たちのこの孤独ならざる深いこころ、この「論理」