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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
在线阅读亀井 勝一郎《大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 108,647 字 · 215 页
百川水を減じて五穀梢に凋めり。実に朕が不徳を以て致す所なり。百姓何の罪ありてか、憔萎せる事の甚しき。宜しく京及び諸国をして天神地祇名山大川には自ら幣帛を致さ令むべし。」
また天平六年の大地震に当って、使を京及び畿内に遣わし、百姓の疾苦を問わしめられた折の詔の一節。
「比日天地の、常に異なる事有り。思ふに朕が撫育の化、汝百姓に於きて闕失せる所有らむか。今故に使者を発遣して其の疾苦を問はしむ。宜しく朕が意を知るべし。」
更に同年の秋再び詔して、次のごとき深い憂苦を述べておらるる。
「朕黎元を撫育する事梢に年歳を経たり。風化尚壅して、囹圄未だ空しからず。通旦寝を忘れて憂労茲に在り。頃者天頻に異を見はし、地数震動す。良に朕が訓導の明ならざるに由りて、民多く罪に入れり。責めは一人に在り。兆庶に関かるに非ず。宜しく寛宥を存せ令めて仁寿に登せ、瑕穢を蕩して自ら新にする事を許すべし。天下に大赦す可し。」
聖武天皇位を継がせられてからおよそ十年、国内に盗賊絶えず天変地異の激しきを、すべて御自らの事として憂い、「朕が不徳を以て致す所」と仰せられているのである。また犯罪については、峻厳な取締の詔を発せらるる一方、事ある毎に大赦を命じ、天平三年十一月の紀には「車駕京中に巡幸して道獄の辺を経る時、囚等が悲吟叫呼する声を聞きたまふ。