轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
こころもちについて
心持について
宮本 百合子
「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,032 字 · 2 页
手紙の重み
ヒョータン形の郵便の目方はかりではかりつつ
「実際こんな手紙に 六銭はんなけゃならないなんて 癪だわ」
見て知らん振
銀座 雨もよい weekday の午後一時すぎ むこうから特長のある石川湧の鳥打帽 タバコをふかしつつ コバルト色のコート 傘の若い女と並んで歩いて来る、女私の前を通すぎるとき 傘を傾けて顔をかくしてしまう 湧 煙草をふかし こっちを見、しかし 知らぬものを見ているように見て通りすぎてしまう。
朝 ロク 洗面所で
「この頃 **人が 石川湧にフランス語を習ってるんだって」
「フーム」
「唯ケンを出てしまったんだってね 盛ニユイケンのわる口 云ってたそうだ」
「こわくなってやめたんだろう この頃狙われてるから」
「ナカナカ悧口だって云ってた」
「ふむ それがね どうも……」
あの若い女のひとと彼とのこと
その彼ときょうの女とのこと いろいろ
○彼女が身のまわりに持っている雰囲気の中には
常にある爽やかさがあった。
それが生活の或時期では健康さと芸術に対する野心から
次の時期には単純であるが確信に満ちたガンばりから
そして最近それは度々の鍛練によって引しまりやきがはいり、ばねはつよく正確になって、落付きしかも一層澄みとおったような爽やかさとなって来たのを○子は感じた。