轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

こいのいっぱいうり

恋の一杯売

吉行 エイスケ

「文芸公論」昭和2年10月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,183 字 · 15 页

青空文庫

私がアンナ・ニコロのわらいについて幾日間を考えあぐむ、遂にそれは私に対する愛の象徴だと思うのであった。(私は今では瓦斯広告のように朦朧とした認識不足に陥っていった)私は毛氈のような花束とアンナ・スラビナには英雄の手本という好色本を贈ったのだが、それはスラビナの称讃を得たに過ぎなかった。

こうして私は青空のない恋に浮身をやつした。

――アンナ・ニコロ、僕は並々ならぬおしゃれなのです。厚化粧した二人の踊り部屋、貴女が私にその許可証を渡さないときは僕はウラジオストックの海に果てたいのです。

――ヨシユキ、貴男の戯談は私達の国では貴族しか云わなかったのです。それにいまでは貴族は殺されてしまうし、私はボルシェヴィズムの女なのです。

アンナ・ニコロに私は再び遅刻してしまう、恋の貉は何故、さまで苦しむのか。

――僕はバルチックの軍艦に結婚を申込む、アンナ・ニコロ、今頃はモスクワの政治委員もアンナ・スラビナも昼寝をむさぼってる時間なのです。

ニコロは生れがいいので気儘で運命には従順な女なのだが、ブルジョアが滅んでからというものは信仰は痛快にも焼払われてしまった。