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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
「PTA世界少年」1948(昭和23)年1月号~終了月は未詳
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 98,662 字 · 199 页
一同はラウダの洞穴で十分に休養をとった。海岸にのこっている連中に、自分たちがぶじでいることを知らせて安心させてやりたいと思ったが、まず体の疲れをとることが第一だった。
「おい、ポチ、お前は伝令が出来るね」
玉太郎がポチに言った。ポチの首輪に手紙をつけて、みんなのところへ使いにやれば、みんなも安心するだろう。
「玉ちゃん、そいつは無理だよ。いかにポチが名犬だといっても、伝令の役は出来ないよ」
「でもラツールさん。ポチはとっても利口なんです」
「それだったら、すぐに君の危険なことを知って、僕に伝えてくれるはずだ」
玉太郎はなんとも返事のしようがなかった。けれど、やらぬよりはいいだろう。無駄になったら無駄になっただけの事だ。
「おいポチ、お前は僕らの手紙をもって、使いに行っておくれ」
ポチはいいとも悪いとも感じないらしく、さかんに尾をふっていた。
「ラウダさん、手紙を書きたいんですが、紙と鉛筆はありませんか」
「紙と鉛筆なら、僕がもっている」
ダビットが、胸のポケットから手帳を出した。それにペンシルがついている。
ケンが手帳の紙を一枚ぬいて、それに玉太郎たちのぶじなことを書いた。