轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぎじゅつのてつがく

技術の哲学

戸坂 潤

「技術の哲学」時潮社、1933(昭和8)年12月13日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 84,443 字 · 164 页

青空文庫

了う)。で、こうした自由は、無論一般のインテリゲンチャには見出すことが出来ない学生に特有な自由だ。

学生層のこの社会的自由は処で、彼等学生に特有な意識の自由を産み出す。この自由は無条件には単に一般的で形式的な意識の自由に過ぎないだろう。だが従前の学生の知能が、当時進歩的であったブルジョア幹部の知能への候補者として、予め訓練されていた云わば惰性のまだ強力である処へ、今、ブルジョアジーの知能という従前の目標が実質的には成立たなくなったことが意識されて来るから、今の自由は単に一般的・形式的自由としてではなく積極化して、進歩的な自由として、批判の自由として具体化される結果を有たざるを得ないのである。知能は一つの技術であったから、不用に帰すれば一般に消耗して行くものではあるが、目的を失った大きな惰性を有たされる時は、勢い反射的に・反省的に・自分自身に向わざるを得なくなり、そしてそうした作用が他に向っては批判能力として現われるのである。現代学生層はかくて、一定の客観的な必要に逼られた結果、ブルジョア社会幹部、ブルジョア社会人の候補者から、之等と之等を含むブルジョア社会に対する批判者にまで、必然的に転化する。