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ぎじゅつのてつがく

技術の哲学

戸坂 潤

「技術の哲学」時潮社、1933(昭和8)年12月13日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 84,443 字 · 164 页

青空文庫

に於ける自然界の範疇と歴史的世界の範疇との分裂・等々)。――そして之は恰も、各範疇組織が、技術的範疇の一貫した線に沿うて実行されていない証拠なのである。

* 代表的ブルジョア社会学者W・ゾンバルトの告白によれば、現代経済学は、対象から云っても認識方法から云っても、又名称のつけ方からさえ云っても、一つとして一定共通のものを見ないそうである。現代経済学は彼に従えば、三つの異った範疇構成方法に分裂している。曰く richtende National※(ダイエレシス付きO小文字)konomie, ordnende N-O 及び verstehende N-O。第一のものは、形而上学的な絶対者の領域に適用され、第二のものは自然の領域に適用され、第三のものは文化の領域に適用される処の、範疇組織だというのである(W. Sombart, Die drei National※(ダイエレシス付きO小文字)konomie, S. 277)。――処で、この際この三つのものの共軛的連関などは与えられない。

社会科学乃至歴史科学の範疇体系がこのようにマチマチである論理上の原因は、その背後に、あまりに直接に、哲学が控えているからなのである。