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きのまつり
木の祭り
「幼稚園と家庭 毎日のお話」育英書院、1936(昭和11)年11月15日
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 1,369 字 · 3 页
そこでちょうちょうたちはみんなでそうだんをして、木のところへやっていくことにきめました。そして木のためにみんなで祭りをしてあげようということになりました。
そこではねにもようのあるいちばん大きなちょうちょうを先にして、白いのや黄色いのや、かれた木の葉みたいなのや、小さな小さなしじみみたいなのや、いろいろなちょうちょうがにおいの流れてくる方へひらひらと飛んでいきました。崖っぷちをのぼって麦畑をこえて、小川をわたって飛んでいきました。
ところが中でいちばん小さかったしじみちょうははねがあまりつよくなかったので、小川のふちで休まなければなりませんでした。しじみちょうが小川のふちの水草の葉にとまってやすんでいますと、となりの葉のうらにみたことのない虫が一ぴきうつらうつらしていることに気がつきました。
「あなたはだあれ。」としじみちょうがききました。
「ほたるです。」とその虫は眼をさまして答えました。
「原っぱのまんなかの木さんのところでお祭りがありますよ。あなたもいらっしゃい。」としじみちょうがさそいました。ほたるが、
「でも、私は夜の虫だから、みんなが仲間にしてくれないでしょう。