轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

すえっこ

末っ子

山本 周五郎

「オール読物」文藝春秋新社、1957(昭和32)年10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 27,564 字 · 55 页

青空文庫

三

「まっさきに妙案だと云った、みんなびっくりしたがね」と米良は微笑した、「――とにかく、来月の十日に第一回がある筈だよ」

三

平五はその寄合には出なかった。出ろとも云われなかったし、興味もないからで、しかしその場のようすはときどき耳にした。父や兄が話すのを聞くこともあるし、聖坂で森助三郎から聞くこともある。――助三郎というのは森内膳の子で、平五とは従兄弟に当り、年は二十二歳になる。学問がずばぬけてできるということだが、平五からみると純粋にできるのではなく、虚栄心のために成績だけあげているという感じだった。それは彼の話しぶりや議論のやりかたでもわかるし、あまり頭のよくないような者を好んで嘲弄する態度にも、よくあらわれていた。

平五は月に三回か五回か、聖坂学問所の日講を聴きにゆく。助三郎とはそのときたまに会うのだが、呼びとめられない限り、こっちから話しかけるようなことはなかった。三月に二回めの十日会があったあと、平五は助三郎に呼びとめられ、新庄の叔父が恥をかいた話を聞かされた。叔父は家伝の品だと云って、妙な香炉を持ちだしたという。それはあらためて見るまでもなく、ごくざつな仏壇用の品で、しかし叔父は「五代前から新庄家に伝わっているそうだ」