轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
さざえ
栄螺
田畑 修一郎
「新風土」1940(昭和15)年8月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,785 字 · 4 页
私は栄螺は煮ても焼いてもあまり好きではないが、この岩の上で喰べるのはうまいと思った。
あわびは栄螺ほど沢山とれなかった。あわびはもっと深い方にいるのだし、採るには金挺のようなものがいる。それも、急いでさっと差しこまないと、固くへばりついてどうにもならない。小さな鉾で泳いでいる魚を追っかけ突くのは、私も大分やったがうまくいかなかった。章魚ならとったことはある。こちらが見つけた時には、向うもそれと知って、あの長い足をふわふわさせながらそろそろと岩の奥に逃げて行くのである。栄螺を探して、こいつにぶつかると、何だか可笑しくなって仕方がなかった。