轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うみへかえるおじさん
海へ帰るおじさん
小川 未明
「せうがく三年生」1938(昭和13)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,456 字 · 3 页
お土産には、かにがいいでしょう。」と、答えました。
武ちゃんと、ゆう子さんは、ここへきてから、おじさんと仲よしになりました。
「おじさん、僕たちの町へおいでよ。晩は夜店が出てにぎやかだから。」と、武ちゃんが、いいました。
「妹が、あちらへお嫁にいっていまして、兄さん、ぜひ一度おいでなさいといいますから、坊ちゃんたちの好きなかにと、お嬢さんたちの好きな海ほおずきと、お父さんたちの好きな松でも持って、商いかたがたまいりますかな。」と、おじさんが、答えました。
「きっと、売れてよ。」と、ゆう子さんが、いいました。
「そうしたら、僕、お友だちにいって、みんなかにを買ってあげるから。」と、武ちゃんが、いいました。
「ええ、じき、あとからまいります。」と、おじさんは、笑って、いいました。
武ちゃんに、ゆう子さんが、海水浴から帰ると、まもなく九月になって、学校がはじまりました。けれど、まだなかなか暑い日がつづいたのです。晩には、お母さんや、お父さんにつれられて、二人は、町へ散歩に出て、露店を見て歩いたのでありました。
「おじさんは、どうしたろうな。」と、武ちゃんが、いうと、