轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
米穀の方は実施は八月ごろからでしょうといっていらっしゃいます。どういうことになるのか不明です。まだそのお話はでませんでした。昨夜あたり、肥料を扱う店がかたまって、産業組合と対抗するより合をどこかでするからと迎えに来た由。丁度留守でよかったといっていらっしゃる。そういう対抗が、事情の本質をかえないものだし、見当ちがいなことはよくお分りですからその点安心です。只、肥料が固定して(種目)高価になるから農家は困るでしょう、そういっていらっしゃる。肥料など大抵のところでいいことに考えていらっしゃいます。
二十日は、朝六時五十五分で出て、広島の連隊へゆき、十時半まで三十分ぐらい話し、私共買物、昼食に出て、三時―六時半頃までゆっくり話しました。営庭の草の上に坐って、折々雨が通ると傘をひろげて話しました。写真やがなかなか繁昌でその人群の間を写真機をかついで働いている。私たちも草の上に新聞をしいて坐っているままのところを撮らせました。出来たらお目にかけます。三人ともう一人、もとの家の(島田)馬車をひいていたりした高村という人の一人息子が第一乙だったのが召集され、去年五月から入って今隆ちゃんの隊で教育召集(一ヵ月)の教育掛をやっているという人と四人でとりました。