轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
「現代日本の思想対立」今日の問題社、1936(昭和11)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 125,540 字 · 245 页
一体これほど多数の学生や生徒やその他の人達の、時間と、声量と、市民の呵責された良心の分量とによって、どのくらいの義金が集まるものだろうか。それを相当正確に知ることが出来るとしたら非常に参考になることと思う。こういう仕事に当っている人達はあまり内容を吹聴したがらないようだが、いずれ都合のつき次第、査べて見たいと思っている。
ところで、新聞社の方は、殆んど毎日、自分の社に集まった義金の決算報告を出している。これによると、たとえば、『東京朝日』と『東京日日』とは、十一月末に、どれも二十四、五万の見当であるらしい。この二社だけ合わせても五十万円になるから、他の各社の分を通算し、街頭の分をこれに加えれば、まず少なくとも百万円には間違いなくなるだろう。仮に百万円として(否五百万円でもいい)、百万円(或いは五百万円)といえば実に大した金額だが、しかしこの際、考えようによっては全くの小さなはした金だともいえないではない。
吾々無産者は、とかく貧寒なわが一身に引き当ててものを考えるから、この金額も大したものに見えるかも知れないが、しかし東北の凶作問題は決して、そんな風に個人を中心として考えるべき個人的問題ではない。