轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

げんだいにほんのしそうたいりつ

現代日本の思想対立

戸坂 潤

「現代日本の思想対立」今日の問題社、1936(昭和11)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 125,540 字 · 245 页

青空文庫

なぜかと云えば、民衆の一部のものがここに何等かの社会的反抗の思想的拠り所を見出し得ると考えたからである。従ってヒューマニズムが問題にされたそのされ方自身から云えば、ヒューマニズム問題は大体に於て進歩的な動向の筆頭に数えられねばならぬ。だがそのことと、ヒューマニズムなる思想自身が進歩的な動向の観念上の拠りどころを提供し得るだろう、ということとは別なのである。問題になっているヒューマニズムは、勿論マルクス主義の発達の系統から呼び出されたものではなく(又以前の行動主義の新レッテルとも云えない)、夫を含むとも夫に含まれるとも云えぬが、しかし之を限定すべからざるものと考えるべきだとする俗見は、要するに之をツルイズムに帰着させるもの、思想運動の原理たるに耐えぬことを告白するもののようである。この点から云って田辺元のラショナリズムの主張に立つヒューマニズム批判及び時局批判は、注目されるべきものである。――ヒューマニズムに関係あるものとしてモラル論も亦相当行なわれたと見るべきだが(これは戸坂潤と深い関係がある)、もし元来唯物論の一環として提唱されるべきこのモラル論をヒューマニズム主義と結びつけるなら、それはモラル論ではなくてモラル主義になって了うだろう。