轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しられざるアメリカ
知られざるアメリカ
中谷 宇吉郎
「心」平凡社、1955(昭和30)年3月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 9,617 字 · 20 页
第一に月謝であるが、クロー・アイランドの一年間の月謝は、僅か五ドルである。公立学校であるから、それが当然なのであるが、設備も先生も、一年間の月謝五百ドルの私立学校よりも、さらに上等なのである。学校経営の費用は、全部寄付金と町の経費とで賄われているが、それが並大抵の額ではない。年間の全費用を、児童数で割ってみると、四百七十ドル(約十七万円)になるそうである。
ニュー・トリア高等学校となると、全米で一、二を争う高等学校といわれるだけあって、建物も立派であるし、またたいへんな設備である。生徒の数は、二千数百人あり、先生の数も多い。経営費は生徒一人あたり六百九十ドル(約二十五万円)くらいかかるそうであるが、町民の子弟の授業料は、年に九ドルである。六百八十一ドルは、寄付金と町とで負担するわけである。人口一万二千の町にある公立高等学校に、生徒が二千何百人といるのは、一寸変だと思われるかもしれない。しかし可怪しくはないので、非常にいい学校ということになっているので、シカゴからも、他の町からも、沢山生徒が来るからである。ウィネツカ住民以外の生徒は、九ドルよりは少し高い月謝を払わねばならないが、その額は聞き洩した。