轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
「朝日」1932(昭和7)年5月~9月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 95,012 字 · 189 页
「うう、見事に命中! おお、シカゴは、弾薬庫をやられて、爆発を始めたぞオ」
「うわーッ、万歳」
「万歳はまだ早い。止めの一弾を、早く用意せいッ」
主砲係りの兵員は、火薬の煙に吹かれた真黒な顔の中から、キリリと白い歯列を見せて、一弾又一弾と、重い砲弾を装填していった。
敵の最前列を占めていた巡洋艦隊は、次第に列を乱して行った。
その隙を目懸けて、摩耶を司令艦とする高雄、足柄、羽黒などの一万噸巡洋艦は、グングン接近して行った。的と覘うは、レキシントン級の、大航空母艦であった。
しかし、米国の誇りとする軽巡洋航空母艦隊は逸早くその企てを知って、ますます空中に数を増す空軍の中から、快速力と爆撃力とに優れたカーチスの攻撃機隊の六隊四十二機に命令して、那智、羽黒の艦上に襲いかからしめた。
これを見て取った我が竜城に属する三六式戦闘機隊は、二十四機が翼を揃えて、見る見る裡にカーチス機隊の上空を指して急行した。
敵のボーイング機隊が、北方に流れる浮雲の中から現われて、これを圧迫する態度を示した。
その隙に大航空船メーコン号、ラオコン号の側面に我が飛行艇隊が近づいて行った。