轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
「朝日」1932(昭和7)年5月~9月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 95,012 字 · 189 页
「同感申しあげます、我等の閣下」
「わが空軍の活躍は、アクロン号、いや、こいつは、間違った――ロスアンゼルス、バタビウス、サンタバーバラの飛行船隊と合することによりて、絶頂に達することじゃろう。この空軍だけでも日本全土を、征服してしまうことは、訳のないことじゃ。艦隊の主力たる我が艦列の、彼に勝ること一倍半なることは、此後の戦況に、大発展を予約しているものじゃ。要するに日本海軍というも、日本人というも、栄養不良のヒステリー見たいなものだ。布哇を見い。あれだけの日本人が居ってグウの音も出ないじゃないか。尤も我が米軍の警戒も、完全にやっているせいもあるが、そこへ持ってきて、此の海戦地点たるや日本の海岸を去る七百キロという近さじゃ。ちょいと手を伸ばせば、日本の本土に手が届く。艦上機も、着艦の心配は無用じゃ、一と思いに、日本の飛行場を占領して降りればよい」
「ですが、閣下、日本の飛行場は、到底我等の飛行機全部を収容しきれんだろうと考えますが……。例えばハネダ飛行場にしましても……」
ここまで喋ってきたとき、けたたましいベルが鳴り渡ると共に、コロラドと書いた名札の下に、赤いパイロット・ランプが点いて、専属高声器が、周章てふためいた人声を発した。