轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

「くさのしんぺいししゅう」かいせつ

「草野心平詩集」解説

豊島 与志雄

在线阅读豊島 与志雄《「草野心平詩集」解説(「くさのしんぺいししゅう」かいせつ)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,303 字 · 11 页

青空文庫

「数年前、私の天に就いての或る人のエッセイが詩の雑誌にのったことがあった。私はそれまで天というものを殊更に考えたことはなかったのだが、ふと……従来の詩集をひらいて天のでてくる作品に眼をとおした。あるあるあるある。私のいままで書いた作品の約七十パアセントに天がでてくる。」

「富士山の詩を私は永いあいだ書いてきたように思うが、もともと富士山などというものは天を背景にしなければ存在しない。」

つまり、天は心平さんの、意識的にせよ無意識的にせよ、バック・ボーンなのだ。本書に採録してる作品の多くにも、天が出てくる。だからここには、代表的なもの五篇だけに止めておいた。

二

ああ天の。

大ガラス。

薄氷をジャリリと踏んで自分はこの道を曲る。

同じ所に突っ立っていても、自然の夜明けは来るのだけれど、詩人の決意は、一つの道へ進み行かせるのだ。いずれの道へかと問う必要は、ここにはなく、ただ信念の道へというだけで充分であろう。

然し、道は暗い。殊に敗戦日本の道は暗い。誰だって泣きたくなるだろう。居酒屋の酒にも酔い痴れたくなるだろうじゃないか。だが、もう飲み疲れた。家に帰ろう。